築40年以上の平屋に住んで分かった現実|無施錠・侵入・不審者編

浴室の窓を開けたままの平屋外観(不審者侵入のリスク例) 体験談

今回は築40年以上の平屋に住んでいた時に何度か起こった不可解なこと…そして引越す決定打となった警察介入事件も含めお伝えしたいと思います

結論:被害が出るまで他人事で無防備の極みが一番の原因でした。

のどかな築古平屋住宅。
袋小路なだけあって知り合いばかり。
安心な環境。
そう思っていたのは、ただの思い込みでした。

無防備だった当時のこと

当時はパートで1日6時間勤務。朝8時過ぎに家を出て、子どもの送迎も合わせると帰宅は16時ごろ。夫は朝から晩まで仕事で不在。日中は完全に家が空く状態でした。

それでも防犯についてほとんど気にしていませんでした。

理由は単純で、袋小路(行き止まり)の土地は、通り抜けがないため通行人がおらず、プライバシー性も高く静かな環境。
周囲には同じ年頃の子どもがいる家庭や隠居中の老夫婦、犬を飼っている夫妻など多くの人が住んでいたからです。
専業主婦も何人かおり越してきた当初は常に誰かが各家の中には居る状態でした。

誰かが勝手に他人宅に入ることも考えられず、こんな築古に泥棒が入ったとて盗まれて困るものも一つもなかったので玄関無施錠、浴室は換気扇がついていなかったので窓全開のまま外出していました。

今思えば、かなり無防備な状態ですね。
築古平屋玄関の鍵が自転車の鍵と相違ないほどチープなものだったことも無施錠に拍車がかかった原因でした。
意味ないなと。

ちなみに、実家はオートロックのマンションだったため私は安全だと思い込み基本的に無施錠でした。一人暮らし中も大家さんが隣に住んでいた安心感から施錠への意識は薄いまま。それでも自宅侵入による被害に遭ったことは一度もありませんでした。

築古平屋の防犯リスク

当時は気にしていませんでしたが、平屋はそもそも侵入リスクが高い構造です。

  • 全ての窓が地上にあるため、足場なしで侵入できる
  • 採光のために窓が多くなりがちで、侵入経路も増える
  • ワンフロアで間取りが外から把握されやすい

さらに築古だと、条件が重なります。

  • 窓ガラスが薄く、すぐヒビが入るレベル
  • 面格子なし
  • 換気扇がないため、窓を開けたまま外出せざるを得ない
  • 玄関鍵がチープで「かけても意味ないかも」という気持ちになる

これを知った上で読み返すと、当時の自分の無防備さがよくわかります。

トイレに見知らぬ痕跡が残っていた

ある日、家のトイレに排泄物が流されないまま残っていました。

最初はよく腹痛でくだす夫が流しそびれたのかと思い、最悪と思いながらもそのまま流していました。

連日ではなかったのですが、3回目あたりでティッシュが使われていないことに気づいたのです。

すぐ夫に電話確認しました。

「俺じゃない」

子どもは当時まだ小さくて、一人でトイレに行けません。

じゃあ、誰?

誰かが入ってきていた

知らない誰かが、勝手に家の中に入っていた。

しかも、トイレを使って、流さずに出て行っていたのです。

正直、気持ち悪くて鳥肌が立ちました。

「家族しか入らないはずの場所」に、見知らぬ人の痕跡が残っていた。 その事実が、じわじわと不快感と恐怖を広げていきました。

後から調べて知ったのですが、 侵入者が緊張で腹を下し、家のトイレを使っていくケースは実際にあるそうです。 (今回の件では、別の家で盗みを行った後、緊張で腹を下し、施錠していない我が家のトイレに立ち寄った可能性があります)
海外では、流さずに残った排泄物のDNA鑑定で空き巣が逮捕された事例まであるようです。

トイレットペーパーを使わなかったのは、音を立てて周囲に人の気配を気取られるのを避けるためだそうです。

あのトイレの痕跡は、おそらく侵入者そのものの証拠だったのです。

警察に相談しようか迷いましたが、 肝心の証拠はもう流してしまった後だったのでまた現れたら今度こそ相談しようと思いました。

防犯意識が一気に変わる

この出来事をきっかけに、
防犯に対する意識が一気に変わりました。

それまでの「なんとなく大丈夫」は、
ただの思い込みだったと気づきます。

すぐに対策を始めました。

実際にやったこと

✅ 窓

  • 基本は閉めて外出
    どうしても換気したいときは人の頭が通れないくらいの幅を開けサッシ用窓ストッパーでしっかり固定する

✅ 視線対策

  • 南側の大きな掃き出し窓は、カーテンをあえて全開で外出

「誰かいる?」と思わせる効果を狙うと同時に、万が一侵入された場合でも近所から丸見えになるため、抑止力を二重に期待していました。

ただ欠点もあって、床に物を置けない・近所から見られても恥ずかしくないよう常に片付けておく必要がありました。

✅ 鍵

  • 外出時は必ず施錠(当たり前のことを、やっとやるようになりました)
  • 鍵の交換(大家さんに侵入者の相談をしたところ負担なしで変えてもらうことができました)

❌ 防犯砂利(失敗)

  • 音が鳴る砂利

音は通常の砂利に比べとても響きます。しかし設置場所によっては踏まれて細かく砕けてしまい都度補充が必要でした。特に玄関前の消費が酷く、子どもたちの遊び道具にもなっていたので早々にやめました。侵入経路が濃厚な窓の前だけに絞って設置するのはありかもしれません。

以上の対策を行った結果、退去までの間トイレ事件は一度も起こりませんでした。

我家だけなのか

近所の方に物騒なことがあるか聞いても、「袋小路だから見知らぬ人は来ない、来ても皆声をかけるから大丈夫」という答えが返ってきました。

でも冷静に考えると、隠居中の3世帯以外は皆仕事で出払っています。お年寄りは耳が遠く、気づいていないこともありそうでした。

犬も確かに吠えます。でも自宅周辺から気配がなくなれば鳴きやみます。

結局、「誰かがいるから安全」という前提が、そもそも成り立っていなかったのです。

また侵入…

その後、年月が経ち住民がさらに減ったタイミングで、また家の中に入られた形跡がありました。センシティブな内容のため詳細は控えますが、ちょうどその頃、建替え同居に向けた間取り決めなどで頭がいっぱいで、防犯への意識が緩んでいた時期でもありました。
我が家の左右はすでに空き家になっており、断捨離中でカーテンをフルオープンにできない日も続いていました。対策の穴が重なったタイミングでした。

警察へ連絡し、自宅内とその数日前に空き家になった隣家玄関前の空きスペースに、動物の死骸が数体放置されるという気味の悪いことも起こっていたのでそれも見てもらうと、死骸はどれも状態が綺麗なのでもしかしたら自然死というより人為的に置かれた可能性もあるとのことでした。
侵入者特定には至らなかったのですが監視カメラを2台設置・パトカーの定期巡回の経路にうちを入れていただくことになりました。

この時、建替え同居が決まっていたので築古平屋からそのまま新居へ移る予定だったのですがこの件が即退去の決定打となり急遽引越すことになりました。

まさかの…

引越しが大きな解決策となるかと思ったのですが、一時引越し先も、建替え同居先も、同じ町内だったのですが、場所が変わっても不審な出来事は起きました。

つまり、問題は築古物件・袋小路という条件だけではなかったということです。

無防備な環境、思い込み、そして「うちは大丈夫」という感覚。

それらが揃ったとき、どこに住んでいてもリスクは生まれます。

「安心できる環境」は自然に与えられるものではなく、自分で整えるものだということ。本当の意味で「気を使わない生活」をするためには、最低限の備えと意識が必要でした。

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